子育て世代が暮らしやすすぎる家づくりブログ【アトリエカドル】

「市街化区域（しがいかくいき）」・「市街化調整区域（しがいかちょうせいくいき）」という言葉をご存知でしょうか？




なんのルールも無く建物を建てられるように感じますが、建物を建てられる地域・建てられない地域・建てられる場合でもその規模や用途などが法律で決められていて、自分の土地でもむやみやたらに建物を建てる事が出来ません。

自分の土地なのになんで！？と感じると思います。

例えば、自分が家を建てた後に、その周りに工場ばかり建ってしまったら・・・あまりいい環境とは言えないですよね。

そういった理由から、建物の用途ごとに建てる地域を決め、効率的にも環境的にも経済的にもよくしましょうという法律です。

その中で「市街化調整区域」とは基本的には住宅を含む建物を建てられない地域です。



この浜松市の地図の中で、建物を建てられる地域は「白」の部分で、「黄色」と「水色」は原則建物を建てられない市街化調整区域です。

「白」結構少ないですよね。

実際には市街化調整区域もたくさん建物が建っていますし、現実とのギャップが大きく感じられると思います。

実は、市街化調整区域でもいくつかの条件を満たせば建物を建てられ、その上通常の土地の金額よりも格安で土地を購入出来る可能性もあるんです。

一例として「大規模既存集落制度（だいきぼきぞんしゅうらくせいど）」では、

・土地を購入しようとしているエリアに、自分か親が２０年以上暮らしている（直近１年含む）

・他に土地や家を持っていない

など、その他の条件に全て当てはまれば、市街化調整区域でも建物を建てる事が出来ます。

※場所や建物の用途、建てる人によって条件は様々ですので、計画には具体的な調査が必要です。


土地探しでお困りの方、これらの制度を利用するのはいかがでしょうか。




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